整形外科

院長より皆さまへ

昭和35年に開院して以来、地域の皆さまに身近な診療所として活用していただく中で、知識と信頼を育みながら、今日まで参りました。経験豊富で明るいスタッフ全員一丸となって、一人ひとりとじっくり向き合うことのできる、あたたかな医療サービスを提供できるよう努めてまいります。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

平成18年6月

医療法人社団 富樫医院

院長 冨樫 辰郎


整形外科の診療内容

一般的な整形外科疾患

  • 肩こり、腰背痛、関節痛
  • 骨折、脱臼、打撲など
  • 擦り傷、切り傷など(※1)

(※1)…外傷が原因のケガは基本的には整形外科で診察いたしますが、必要に応じて皮膚科と連携して治療を行います。

変形性膝関節症

<症状>
変形性膝関節症は、膝の関節の軟骨が摩擦などですり減ったことにより膝に痛みが出る病気です。水がたまることもあります。症状が進むと、膝の動きが制限され、歩行が困難となることもあります。
<診断>
問診や診察、特に触診で膝関節内側の圧痛、動きの制限、腫れ、変形、関節の不安定性などを調べ、レントゲン撮影をして診断します。
<治療>
痛み止めのお薬の処方や関節内注射(ヒアルロン酸など)などで痛みをコントロールし、保存的に治療します。変形が高度であったり、痛みが強い場合は連携医療機関に紹介いたします。

腰部脊柱管狭窄症

<症状>
腰部脊柱管狭窄症は、加齢などの理由で脊柱管(脳から続く神経である脊髄が通るトンネル)が狭くなり、脊髄が圧迫され、腰の痛みや脚のしびれなどの症状を起こす病気です。この病気になると長い距離を続けて歩くことができず、歩行と休息を繰り返す間欠跛行(かんけつはこう)という症状が現れます。
<診断>
問診や診察、レントゲン撮影にて診断します。
<治療>
痛み止めや痺れを和らげる内服薬の処方などでコントロールし、保存的に治療します。痛みや痺れが強い場合はご相談の上、連携医療機関に紹介いたします。

骨粗しょう症

<症状>

骨粗しょう症は、骨の量が減って骨が弱くなり骨折を起こしやすくなる病気です。骨粗しょう症になっても通常は痛みを感じませんが、ちょっとしたはずみで骨折が生じやすくなります。
<診断>

レントゲン撮影と骨密度測定で診断します。また、これまでの骨折の既往歴も参考にします。
<治療>

症状に応じた内服薬の処方、または定期的な注射により治療します。骨粗しょう症の治療中は、定期的に骨密度測定と血液検査により血中内カルシウム値などを計測し、経過を見ます。
<注意事項>

骨粗しょう症の治療薬の中には、服用すると新しい骨などを作る機能が抑制され、傷が治りにくなるお薬があります。骨粗しょう症の治療中は、定期的に歯科検診を受けていただき、抜歯などの治療前には必ず歯科主治医へご相談いただきますようお願いします。

痛風

<症状>
痛風は、尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を起こす病気です。
<診断>
問診や診察、レントゲン撮影、既往歴、血液検査にて診断します。
<治療>
痛み止めのお薬を処方し、痛みをコントロールします。また、再発防止のため、尿酸値を下げるお薬も処方します。痛風の治療中は、定期的に血液検査にて尿酸値を計測し、経過を見ます。

スポーツ医学

若年者のみならず、中高年の登山など、過激な運動、労働によって引き起こされる身体の障害に関する分野